現在、一部のカスタムROMのコミュニティやTelegramグループ等で配布されているPlay Integrity Fixやその他のモジュールに悪意のあるファイルが埋め込まれているみたいです。
このため、信頼できない場所などで配布されているものは使用せず、Play Integrity Fixの場合、GitHubの公式から出ているPlay Integrity Fixモジュール以外をインストールしないほうが賢明でしょう。
(というか、root権限を利用できるMagiskモジュールで配布元が怪しいモジュールを使わないのを念頭に置いたほうがいいです。)
悪意のあるモジュールをインストールするとどうなる?
公開されたシェルスクリプトの内容
流石に実機で試せてはいませんが、この画像で読み取る限り、作成者はMagiskモジュール内のシェルスクリプトでsu権限を使用し、A/Bパーティション、EFSパーティション、データなど / (ルート) に存在するすべてのファイルやフォルダーを削除する狙いで作られたものだと思われます。
特にこの状態でfastbootなどが使える仮文鎮になり復旧できても、EFSパーティションが削除されてしまった場合元の状態に戻すのは難しいです。
EFSパーティションが削除された場合、IMEIが死ぬのでSIM系統が死にます。
つまり、携帯電話としては文鎮化します。EFSパーティションをバックアップしている場合は、もしかしたら復旧できるかもしれません。
これ以外でもやばいROMを入れるとEFSが吹き飛んでIMEI消失する可能性があるから、EFSをバックアップしよう
※すべての端末で出来るわけではありません。手持ちで確認しているのはPixel 8です。K40 Proはこの方法が使えないので、使える端末はSoCや製造モデムにもよります。
EFSのバックアップの仕方はrootが取れていたら簡単です。
TWRPなどのリカバリからでも実行できるかもしれませんが、おすすめはTermuxにrootです。
Termux内に入ったら、
su
dd if=/dev/block/by-name/efs of=/sdcard/Download/efs.bin
dd if=/dev/block/by-name/efs_backup of=/sdcard/Download/efs_backup.bin
この2つのコマンドを実行してください。
そうすると、Downloadフォルダーにefs.bin、efs_backup.binが作成されるので、それを自分のPCやクラウドストレージなど信頼のできる安全な場所に保存してください。
これでバックアップは完了です。
バックアップから復元したい場合は、Downloadフォルダーにefs.bin、efs_backup.binを置き、
su -c dd if=/sdcard/Download/efs.bin of=/dev/block/by-name/efs && su -c dd if=/sdcard/Download/efs_backup.bin of=/dev/block/by-name/efs_backup
を実行してください。
まあ結局
ひとまず、出処が怪しいMagiskモジュールは入れるのを控えましょう。